伊勢神宮が有名な伊勢市にはそれ以外にも地元民に崇敬される神社が点在しその多くでは伊勢神宮と同様に式年遷宮が執り行なわれる。
そんな神社のなかでもお稲荷さんには特別なお参り方法がある。それは二十四節気のひとつである大寒の頃、寒参りと称して稲荷講のグループが多数のお稲荷さんを巡り油あげなどをお供えする。その際「わけておあがり」と繰り返し唱える。
私はこんな稲荷講に参加する機会に恵まれ、お稲荷さんの虜となってしまった。その後はひとりでお稲荷さんを巡っている。
単独で鎮座するお稲荷さんは少なく神社の境内社であったりお寺の境内や山門前に鎮座している。こちらの展示写真はお参りの記録でもある。