~幸せの国・ブータンで、人々の日常を捉えた作品~
沖縄に移住し、沖縄の海をテーマにした作品などを発表している、写真家の鈴木理恵子さん。ブータンに興味を持ったのは、ブータン人と日本人は顔が似ているという話を聞いた写真学校時代。ようやく機会を得て、昨年ブータンを訪れ、ポブジカ村という小さな村でファームステイしながら撮影をしたそうです。
「懐かしさがあると同時に、新しさもある不思議な感覚になりました。先進国と比べるとネットにつながらないし何もない不便な環境かもしれませんが、村人総出で農作物を収穫し、村人全員で子どもを育て、出会う人すべてが純粋で、何もなくても日々を楽しく過ごすことができる。そうしたブータンの人たちの生活を、もっと日本の人に知ってもらいたい、見てもらいたいと思いました」
会場には、55点の作品が隙間なく横一列に並び、ブータンの何気ない生活をコマ送りで眺めているような感覚で見ることができます。写っているのは、家族、仕事、学校、自然や宗教との関わりなど。できるだけ客観性を出すために、鈴木さんは感情が出ている作品や観光的な作品を外したそうです。
ぜひブータンの人々の表情や暮らしを見つめながら、幸せとは何かを、考えてみても良いかもしれません。この週末にはトークセッションが開催されるそうなので、気になる方はぜひ足をお運びください。
【鈴木 理恵子 写真展「 Bhutan~新しい感覚~」】
会期:2019年2月13日(水)〜2月17日(日)
11:00~19:00
会場:ピクトリコギャラリー
https://www.pictorico.jp/press-release/detail/411/
【トークセッション】
2月16日(土)15:30〜 関健作×鈴木理恵子「ブータンを知ろう」
2月17日(日)14:00〜 岩波友紀×鈴木理恵子「移住して写真を撮る」
鈴木理恵子さんのWebサイト
https://www.rieko.photo/