ロベール・ドマシーなどのピクトリアリズム

ロベール・ドマシーなどのピクトリアリズム
ロベール・ドマシーなどのピクトリアリズム
2019/05/27 ~ 2019/07/06
Art Gallery M84

写真展『ロベール・ドマシーなどのピクトリアリズム』は、ロベール・ドマシー(Robert Demachy)やコンスタン・ピューヨ(Constant・Puyo)、そしてエドワード・スタイケン(Edward Steichen)などの作品を展示することにより、美を追い求めた当時の写真家達の思いを感じて頂き、また日本の現写真分野において芸術作品の位置付けがどの様になっているのだろうかと考えるきっかけになればと思っております。

印象派の代表的な画家 セザンヌ(Paul Cézanne)、ドガ(Edgar Degas)と競ったピクトリアリズムを代表する写真家ロベール・ドマシー。フランス政府が所有するロベール・ドマシーのオリジナルガラス原板から政府公認の名プリンター クロディンヌ・スュードル(Claudine Sudre)が焼き付けたプリント(プラチナプリント)も11点展示します。尚、貴重なclub photo de Parisの会報や写真集なども展示致しますので、この機会をお見逃しないようにお楽しみ頂ければと思います。

ピクトリアリズム(写真の芸術性を追求する絵画主義)は、1800年代末期に一世を風靡した写真の潮流です。写真技術の科学者と写真師は同じくくりで扱われていたが、このことに芸術としての写真を目指す人達が不満を持ったのが、ピクトリアリズム写真誕生のきっかけと言われています。当時、写真はその記録性のみが注目されており、芸術作品としての認識や評価はなされておりませんでした。そんななか写真を芸術と認知させるべく、絵画的な写真を目指す動きが広がりました。

【ロベール・ドマシー(Robert Demachy)について】
銀行家の息子として生まれたドマシーは莫大な遺産を相続し、経済的に恵まれていた。当時ヨーロッパでは裕福で熱心な写真家達が様々な手法により写真と美術の融合を試みていた。ドマシーもその一人であったが、多くのそうした写真家達の中にあって彼の作品は今でも真の芸術的な価値を持ち続けている。その頃の写真家の多くが絵画などに似た写真を芸術作品と考えていたように、ドマシーも普通に自然などを写し撮った写真に対して反感を抱いていた。彼は様々な特殊技法を試み、視覚的な美を追求した。
1859年 パリ郊外のサンジェルマンアンレーで生まれる。
1888年 写真美学を主張するclub photo de Parisを結成。
1895年 club photo de Parisでガムプリントの展覧会開催。ロンドンのThe Linked Ringに選出。
1904年 雑誌「Camerawork」に掲載。
1905年 ロンドンの王立写真協会に選出。
1911年 modern bromoil processを完成。その後Paris, Vienna、NY、Londonで展示。国際的に観客を魅了。

入場料:500円
URL:http://artgallery-m84.com/?p=6260