ETERNAL LIGHT 永遠の光

ETERNAL LIGHT 永遠の光
井津 建郎
2020/11/25 ~ 2021/02/13
gallery bauhaus

世界の聖地を撮り続ける作者が、2013年から2015年にかけてインドで撮影した作品展。
レンズを通して人間の生と死を見つめ続ける作者がインドで見た死。それは尊厳と希望を内包した永遠の光に包まれているようだった。

モノクローム(ゼラチン・シルバー・プリント)作品約 45 点を展示。

 

ETERNAL LIGHT 永遠の光

この作品はインドの老若男女、貧富、地位を問わずに尊厳と希望を持って生き、そして死んでゆく人々を取材したものである。
過去 30 年以上にわたって世界の聖地を撮影し続けたが、或る時から人々は遥か遠くに見える光に向かって歩んで行くのではないかと感じるようになった。
その光は微かでも北極星のようにいつも同じ位置で、不幸や苦しみのために自分の道を見失った人にとっては人生の灯台のような存在である。
『永遠の光』は生き続けたい人々全てに等しく、また優しく瞬く光です。それを希望という言葉に置き換えることもできます。
これらの作品は聖地とされるガンジス川、ヤムナ川畔に位置するベナレス・アラハバッド・ヴリンダバンの 3 つの街で撮影された。
人生末期に旅立ちを迎え、無限に繰り返す人生からの解脱を願って聖地に連れて来られる人。
そして旅立った人を川の畔で荼毘に付する仕事の人々。
アラハバッドで 12 年に一度開催されるヒンドゥ祭典、クンブ・メラに巡礼で訪れる人と現地に住む人々。
夫に先立たれ、好むと好まざるを問わず同じ境遇の女たちと共同で余生を送り、信じる神と心の中の一筋の光とともに生きる、そして死んでいく人々。
被差別民として生まれた子供たちや、不幸にも親に捨てられ孤児院、あるいは街角で生きながらも自分の運命を乗り越えようとする子供たち。
これら人々の写真を見る時、あるいは尊厳と光が内包されているのが見えることでしょう。それは『希望』という言葉で表現できると思います。

井津建郎

※2020/12/27(日)〜 2020/1/11(月)は年末年始休廊