…田舎日記 山賀正伸 写真展

…田舎日記 山賀正伸 写真展
山賀 正伸
2021/05/07 ~ 2021/06/07
G&S 根雨

写真という柱に、触れて、さわって、なでて、時には抱きつき、周りを幾度も歩き回り続けながら、「田舎日記」は、つづられ、継続された。そういう写真作家の営みの根底が、美しいグレーの階調に、映りこんでいる。人生の紆余曲折、その隣に敷かれた、まっすぐで透明に紡ぎ出された糸のように、喜怒哀楽のレールは、今も延び続けている。作品には、季節が息づく。豪雪の里を中心に、とらえられた四季折々の生活が、味わい深いペーソスを含んだ画面構成となり、その視座は、時に雪の舞い降りる音を掴み、人々の心音を聞かせる。地下の水脈と共鳴し、植物の息吹を見せつける。作品に浸るように観てほしい。きっと見えてくるに違いない。作家のまわりに流れる、ゆったり思考する時間の内に、積み上げられた試行錯誤と印画紙の山、無造作に置かれた写真雑誌への無数の書き込み、無機質なカメラ機材に浮かぶ血管のような傷、…なんと、それらすべての要素が楽しげに、その作品たちに向かって飛翔し、昇華して血肉と化した。……山賀正伸が見えてくる。
 


 
会期:2021年 5月7日(金)-6月7日(月)
   13:00-19:00|休廊日:水曜・木曜
会場:G&S 根雨(掲載ページ
入場無料/作品販売あり

企画:石井仁志
(20世紀メディア評論・プロデューサーディレクター G&S根雨)
 
* 作家在廊予定|5月21日(金)~24日(月)

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