岡野 昭一 写真展「紅鮭・生命の詩」カナダ・アダムス川

岡野 昭一 写真展「紅鮭・生命の詩」カナダ・アダムス川
岡野 昭一
2021/09/02 ~ 2021/09/13
OM SYSTEM GALLERY

カナダの西部、ブリティッシュ・コロンビア州に、アダムス川という川があります。
この川には、四年毎の秋に、紅鮭が産卵に遡上します。その数約二百万匹。この大遡上は「ビック・ラン」と呼ばれています。カナダ西海岸の都市、バンクーバーを河口に太平洋に注ぐ、フレーザー川を本流に、上流のアダムス川まで東へ約五百キロの距離を、紅鮭は約二週間かけて遡上します。
鮭は川で生まれ、海に下り回遊し、再び生まれた川に戻り産卵して一生を終えます。
しかし、川の中から見えて来るのは、実に生々しい光景です。登る鮭と、流れ落ちる鮭。
卵が産み散らかり、死骸が横たわる傍らで、産卵が始まる。そこには、美しさと儚さ、そして卵に託された未来が、川という限られた空間に同居して流れています。
統計によると、一匹の雌鮭が産卵する卵の数は、約四千個。無事孵化して稚魚になり、海を回遊して、再び生まれた川に戻る鮭は、たったの約二匹。鮭の生存率は非常に過酷です。
その鮭の恵みで私たちの食卓も潤っています。近年、国内外の養殖鮭が市場に流れていますが、養殖という英知も、野生鮭があっての事です。一方、海洋環境の変化や、過剰な商業捕獲が、鮭の減少の要因という声もあります。
鮭は、川と海を結ぶ恵みの種です。その種を絶やさない事を切に願います。本能の二文字だけでは語り尽くせない紅鮭の生き様と、命の尊さを感じて頂けたらと思います。

出展作品数 56点予定

 


 

岡野 昭一 写真展「紅鮭・生命の詩」カナダ・アダムス川
会期:2021年9月2日(木)~9月13日(月)
   10:00 〜 18:00 ※最終日15:00まで
会場:オリンパスギャラリー東京
休館:9月7日(火)・8日(水)

※ 事前予約制・定員制の「作品解説」を開催

詳細は、公式サイトの掲載ページをご覧ください。