石川武志 作品名「MINAMATA ユージン・スミスへのオマージュ」

石川武志 作品名「MINAMATA ユージン・スミスへのオマージュ」
石川 武志
2021/10/07 ~ 2021/10/25
リコーイメージングスクエア東京 ※2022/3/28営業終了

ユージン・スミスは20世紀を代表する写真家のひとりです。ユージン・スミスが妻アイリーンと共に水俣を取材して世界に報道したことは有名です。それを映画化した「MINAMATA」はジョニー・デップが自ら制作主演し、注目を集めています。当時、石川武志は3年間に渡ってアシスタントとしてユージン・スミス夫妻と共に生活をして撮影をします。今回の写真展では夫妻の共著「MINAMATA」にも掲載していない水俣の生活や撮影シーンなど貴重な作品を展示します。作品はモノクロームで、作家自らがプリントしたゼラチンシルバープリント31点で構成しています。なお、展示期間中にオリジナルプリントを販売いたします。

 

私がユージン・スミスのアシスタントになってしばらくすると、彼は20本入りのフィルムパックを私によこし、「なぜお前は写真を撮らないのだ」と言った。私は「アシスタントだから撮らない」と答えると「駄目だ、お前も撮れ、自分ならどう撮るか考えろ」と彼は言った。それ以来、私はアシスタントをしながらユージン・スミス本人や水俣病患者を撮影した。
ユージン・スミス夫妻が水俣にやって来たのは1971年、今から半世紀も前だ。今では当時を知っている人はほとんどいない。私はユージン・スミスが水俣で何を見て、何を撮影し、何を残したのか、伝説の写真集「MINAMATA」はどのようにして制作されたのかを同時体験させてもらった。
ユージン・スミスは日本に三度来日して二度大怪我をさせられたが、それでも日本が大好きだと公言していた。写真集「MINAMATA」は命を引き換えにして取り組み燃え尽きた最後の仕事だった。私は今回の写真展「MINAMATA ユージン・スミスへのオマージュ」を通じてユージン・スミスが取材した水俣の真実を知るいい機会になればと思う。

石川武志

 


 

石川武志 作品名「MINAMATA ユージン・スミスへのオマージュ」
会期:2021年10月7日(木)~10月25日(月)
   当面の間、10:30~17:30までの短縮営業(最終日16:00終了)
会場:リコーイメージングスクエア東京 ギャラリーA
詳細は、公式サイトの掲載ページをご覧ください。