西川 善康写真展「マチノニワ」

西川 善康写真展「マチノニワ」
西川 善康
2022/05/06 ~ 2022/05/17
gallery 176

私(西川)は大学では造園を学び、造園設計の仕事をしていました。その後、フィリピンに青年海外協力隊員として赴任し、帰国後、写真や映像、デザインの仕事をしています。

これまで、自らの原点である造園、庭園に関連する作品「garden」、アジア(主にフィリピン、台湾)の人々の営みや風景をまとめた作品「DAVAO 1996-1999」、「DAVAO 2019」、「マチハニワ」などを発表しています。

2021年5月に発表した「マチハニワ」(街は庭)は、緑あふれる台湾の街の光景を、人が無意識に創り上げた「庭園」と見立てた作品でした。今回は、日本の都市部の公園に着目し、「マチノニワ」(街の庭)と題し、作品を発表します。

作品説明
街中には、そこかしこに小さな公園(街区公園、 *1参照)があります。たいていは、土の広場、すべり台(または複合遊具)、ブランコがあり、場所によっては、鉄棒や砂場、シーソー、ジャングルジムなどもあります。

多くの公園には、桜やユキヤナギ、ツツジ、サザンカなどの花木が植えられており、集合住宅や庭の無いに家に住む人にとっては、自分たちの庭や遊び場の替わりとなっています。また、道行く人、外回りのサラリーマン、タクシードライバーにとっては、休息や食事の場ともなっています。

街の公園は、人々の共有の庭、街の庭(マチノニワ)ではないでしょうか。

*1 街区公園(以前は児童公園と称していた)は、一番身近で小規模な都市公園(都市公園法に定められた、国または地方自治体が設置した公園)で、「もっぱら街区に居住する者の利用に供することを目的とする公園で、誘致距離250mの範囲内で1箇所当たり面積0.25haを標準として配置する(現在は、誘致距離標準は廃止されている)」とされています。

展示構成
archival pigment print(インクジェットプリント)A2など 点数未定

 


 

西川 善康写真展「マチノニワ」
会 期:2022年5月6日(金)〜5月17日(火)
13:00〜19:00
休廊日:5月11日(水)、12日(木)
会 場:gallery 176
詳細は、公式サイトの掲載ページをご覧ください。

会期中の作家在廊予定
作家西川は全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。