かのおとぎ話に、”Ryugu”という場所がある。
物語の舞台であり、構造の受け皿であり、器であろう。
しかし、最近「そこぬけ」している事に気づいてしまった。
ぬけた先はどこへ？もちろん個々の物語に収束するだろう。
個々の解釈が点となり、線を結ばれることなく浮遊している。
まるで特異点だ。それが垣間見えた時、
僕自身の写真は、作動する。

 
●展示写真について
カラー主体のデジタル・フィルム撮影インクジェットプリント２０作品の予定です。
おとぎ話をあまり意識せず、興味を持って貰えたら幸いです。

山田晃央写真展「そこぬけ ryugu」
会期：2022年10月12日(水)～10月16日(日)
　　　12:00～19:30（最終日19:00まで）
会場：ギャラリー・アビィ
月火休廊 / 入場無料