「あなたを撮ったら、それは、かみさまの画になりますでしょうか。」

――ふと、わたしのただのからだは、ただのからだとして、撮られたことなどあっただろうか。と考えたのです。
　誰かにとっての「ちょうどいい女」としてレンズ越しに覗き込まれるあのからだではなく、わたしの、生まれたときから
操縦してきた、ただの、当たり前の、からだ。そして、かみさまの隠れ家としてのからだ。
　それは、撮ろうとしないとそうは撮れません。あなたが、
好きでもない人に自分のほんとうの心を見せないでいる
ように、わたしの中にいるかみさまは、そこにかみさまがいるのだと――すべての人にはほんとうは、ひとりひとりかみさまが隠れているのだと、芯からわかっていない人には、撮る
ことはできないのです。（戸田真琴）

AV女優で文筆家・映画監督の戸田真琴を被写体に、“少女写真家”の飯田エリカが撮影した写真集『神画』（こうが）の発売を記念した写真展を行います。
“ほんとうの身体”を撮ることを目指して北陸から東北を旅
したふたりが旅の果てに見たものとは？
ヌードという表現に改めて向き合い撮影された、すべての
女性へ贈る記念碑的作品です。

■ 開催情報
戸田真琴×飯田エリカ写真集『神画』写真展
Supported by 主婦の友インフォス
会期：9月12日（月）〜9月18日（日）
会場：Place M（公式サイトの掲載ページはこちら）