林詩硯 写真展「針の落ちる音」

林詩硯 写真展「針の落ちる音」
林 詩硯
2022/09/20 ~ 2022/09/25
TOTEM POLE PHOTO GALLERY
林 詩硯
2022/09/20 ~ 2022/09/25
TOTEM POLE PHOTO GALLERY
「痛みの唯一の共通点とは、他人と共有できない体験である。しかし、その共有できない痛みから生まれた孤独感はみんな同じだ。」と韓国の人権活動家のキムサラン氏は言う。
私が自傷行為を始めて14年も経った。自傷癖があるレベルとは言えないが、いまだに切ってしまうことがある。十代の頃、私は死への恐怖を覚えるために自傷を始め、裂いた肌色から赤色が流れてきた時、本能的に怯えた。
その反応の底には、きっと生への欲求があるだろう。
生と向き合っている人々、それぞれの姿をレンズに通して記録していく。今までうまく見えてこなかった自分の姿を見るように。感情が潮の様に日々満ち引き、それでも時間の流れはいつも静かで、風景の中に光っている。写真になったら、生きている証になれるだろうか。
いつか、その共有できない痛みから生まれた孤独感が和らぐように。
林詩硯 写真展「針の落ちる音」
会期:2022年9月20日(火)~ 9月25日(日)
12:00 – 19:00
会場:TOTEM POLE PHOTO GALLERY
月曜休廊
詳細は、公式サイトの掲載ページをご覧ください。