小さい頃から機械が好きでカメラもそのひとつでした。社会人になりふとしたきっかけでジャンクカメラを手にして修理。その試し撮りが今の家族写真の始まりでした。

いまの僕が写真を撮る理由は未来の家族のため、そして何より未来の自分自身のために。
今の自分から未来の家族、そして未来の自分への贈り物。

いつか娘たちはこの家を巣立っていく。その娘たちに家族ができ、帰省した時にみんなでアルバムを見返したい。そしてたくさんの写真を見ながら、「パパはいつも壊れたカメラを買ってきて、それを直して写真ばっか撮ってた！」って呆れて言ってもらいたい。この写真の時はこうだった、この写真はあの時のやつってみんなで笑いながら昔話に花を咲かせたい。

そんな想いで日々フィルムで家族の写真を撮っています。もちろんこれからも。

（作者より）

 
●展示写真について
フィルム写真を再開した2011年から現在までの約11,000枚のプリントから約20枚を展示予定。全てフィルムで撮影し、お店で銀塩プリント。使用したカメラはその時々に修理完了したジャンクカメラで同じカメラの写真はほぼなし。(Hassel、ペンタックスLX、ペンタックスSV、ライカCL、ライカM2、flexaretなど)

ふくもとゆうすけ写真展「Gift」
会期：2022年11月30日(水)～12月4日(日)
　　　12:00～19:30（最終日19:00まで）
会場：ギャラリー・アビィ
月火休廊 / 入場無料