飛鳥を歩くと、四季折々のくらしの風景に出会うことができます。田植えの頃は青空を反射した早苗田がすがすがしく、晩秋には棚田に立ちのぼる野焼きの煙が郷愁を誘います。こうした風景は、ときに地下の遺跡や万葉の時代への想像をかき立てます。飛鳥の情景は、豊かな自然、悠久の歴史、そして人々のくらしが三位一体となって育まれてきたのです。
今回の写真コンテストでは、「飛鳥のくらし」をテーマとし、広く作品を募集しました。のどかな農作業の風景やおごそかな伝統行事の一場面、または日常の何気ない光景まで、多様な飛鳥のくらしを写し取った作品が集まりました。
人々の息吹がいきいきと感じられるような作品の鑑賞を通して、飛鳥のくらしの魅力、そして応募作品に込められた想いにふれてみてはいかがでしょうか。

飛鳥資料館第14回写真コンテスト「飛鳥のくらし」
会　期：2023/7/14（金）～2023/9/18（月・祝）
　　　　9:00〜16:30（入館は16:00まで）
※2023/8/20（日）まで展示作品の来館者投票をおこないます。

会　場：奈良文化財研究所飛鳥資料館
　　　　〒634-0102　奈良県高市郡明日香村奥山601
休館日：毎週月曜日（8/14は開館、7/17・9/18は開館し翌日休館）

入館料金：一般 350円／大学生 200円
　　　　　高校生及び18歳未満、70歳以上は無料
　　　　　障がい者とその介護者各1名は無料
　　　　　8月15日（火）無料入館日
　　　　　※飛鳥の歴史と文化を紹介する常設展示もご覧いただけます