Tokyo Prism World, Tokonoma View

Tokyo Prism World, Tokonoma View
オルテア
2019/09/03 ~ 2019/09/15
Jam Photo Gallery

自作の万華鏡をレンズに取り付け光を集積させ切り取った「Tokyo Prism World」は、 現在の東京の姿でありながら、遥か昔の風景を見ているような錯覚を覚える。シルエットで捉えた植物を丸くくり抜いた枠にはめ込み和の曲線美を表現した「Tokonoma View」は花札を思い浮かべる。ふたつのシリーズに共通するのは、ヨーロッパ出身で四半世紀日本で暮らしているオルテアの外国人と日本人の両方の視点が見え隠れすることと、脳科学を探求し続けている研究 者としての独特な視点から世の中を見ていること。松や梅の幹や枝を見ると脳の血管とイメ ージが重なり、「自然の中には安定した生存に有利な形があるのではないかと常々思う。」と オルテアは話す。

(作家コメント)人。情報。交通。通信。より多く、より正確に、より速く。 近代メトロポリス東京を造り、私達の生活を支える利便性。人の脳は生存に必要な情報を瞬時に抽出し、不要な情報を無視する能力を持つ。 一方、意識して色や情報など、特定の要素だけを引き算することは不得意。 カメラ、写真にしかできない引き算を通して、東京の街並みをシルエットに。白黒の世界の中に昔から変わらない部分を探してみた。