写真展

岩城 文雄

2018.04.13(fri) ~ 04.26(thu)

この部屋の中だけで妻を撮ろうと決めてから6年あまりがすぎた。
撮りたい欲に率直であることと対象を私物化してはいけない自制との間でとりかわされた約束の果てに見えて来たものは、見ることからこぼれ落ちた異物だった。
目の前にあることを、ただそうである、と肯定する。それ以外の姿では存在しようのなかった塊を受け止めるだけでよかった。
たくさんの星の並びの中に偶然浮かびあがる美しい配置が、こういう形だったりする。それは、はじめから、あった。

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