写真展

写真集『寒流』『暖流』出版記念写真展「その風土に生き抜く」

飯島 幸永

2018.05.16(wed) ~ 06.17(sun)

社会が変遷するなか、自然環境に逆らうことなく、先祖代々受け継がれた営みがある。作者は40年余にわたる長い時間をかけて取材し、写真集「暖流」-八重山諸島につなぐ命-を上梓し、先に発刊の「寒流」-津軽のおんな/越後・雪下有情-と併せて2冊によってひとつの到達点に立った。写真家魂に満ち溢れた眼差しとは何か。モノクロームによる感動のフォトドキュメントである。写真集出版を記念し「寒流」「暖流」合わせて45点を展示いたします。併せて作品、写真集のご購入もできます。

写真集「寒流」-津軽のおんな/越後・雪下有情-について
本写真集は、昭和41年東京オリンピックの2年後、越後の豪雪集落に入って豪雪に蹂躙されながらも懸命に暮らす農民と家族の姿を3年にわたって撮影したものである。また、津軽のおんなは昭和40年代半ばから50年代半ばにわたり吹き荒ぶ風と吹雪の風土に生きるおんなを中心に迫ったもので2編とも風土と日本人の凄まじい葛藤をとおして描かれる人間の美しさをテーマとしている。

写真集「暖流」-八重山諸島につなぐ命-について
本写真集は、風土と日本人を亜熱帯地方の八重山諸島で取り組んだ作品集。1973年31歳で初めて八重山に行き数年通った後、40年余の空白を経て2013年より数度通い、かつての人々や子供たちとの再会や漁師の風貌、古式の葬儀など今日的情景も入れ、過去と現在に時間軸を置いて構成展開。八重山の厳しい自然風土に生きる家族や人々の日常から、生きる意味を探ったものである。既刊「寒流」と姉妹編。