写真展

豊田 真一郎 写真展「祝福」

豊田 真一郎

2018.01.05(fri) ~ 01.11(thu)

 10年前からコンパクトカメラで大阪を撮り始めた。なぜか街以外に撮りたいものがなかった。街でないと駄目だと思った。特に偉そうな撮影スタイルみたいなものはない。心が動いた物や瞬間にカメラを向けてシャッターを切るだけだ。雑然とした裏通り、店の看板、野良猫、通りを行く人やバスやタクシー、吸殻など、ほとんど何でも等価に撮影してきた。自分でも何故こんなものを撮るのかとわからないものも多い。街には美しいもの、不思議なもの、面白いものや瞬間であふれている。また少し怖くて気味の悪いようなものも存在する。良いも悪いもごちゃ混ぜであるのが街の良さではないだろうか。そんな街のおもしろさに魅せられ休みの日にはカメラを持って出かけるのがライフワークとなった。
 始めたころは大阪の街で10年以上も撮影を続けるとは思いもしなかった。たぶん被写体に出会うまでのワクワク感や、その出会いは常に一回限りという緊張感が楽しかったのだろう。また時間帯や季節が違えば被写体の見え方は大きくかわり、世界が複雑で豊かであることに気づいたのだと思う。
 写真展では街の多様な姿をみてもらいたい。同時に、プリントされた画の外側にさらに多くの興味深い世界が広がっていることを感じてもらえれば嬉しい。

出展作品数:カラー約40点

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