写真展

あのときの部屋は

荻田如月子

2018.01.23(tue) ~ 01.28(sun)

東京都武蔵村山市に巨大な団地ができたのは50年前。
当時はどの家にも若い夫婦とその子供たちがいた。
幸せの象徴のような場所だった。
現在、住人は建物と共に老いた。
静寂に耳を澄ますと、どこからか線香の匂いが漂ってくる。
そんな場所になった。
そして、建て替えの真最中である。
丁寧に折られた折り紙の金魚、誰も乗らなくなったブランコ、置き去りの車椅子、色褪せたアルバム…。
ここに住む人の生活を6年かけて断片的に切り取っていく。
その中で自分の思い出と重ね合わせた。

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