薄井大還 写真展「天と地の境で」-ダライ・ラマの住む頂き-

2019年6月17日

京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスクでは、1階「月」にて、薄井大還 写真展「天と地の境で」-ダライ・ラマの住む頂き-を 6月11 日 ( 火 ) から6月30 日 ( 日 ) まで開催いたします。

©Taikan Usui

平地も水もない海抜2000メートル北インド、ヒマラヤの小さな頂き。岩の間を滴る雪解け水を引き、45度以上の急斜面に小さな家を建て、家族と寄り添い生き生きと暮らす民。
国を奪われ、家族の命と文化を守る為、ヒマラヤの大氷河を、大麦の粉を雪に混ぜるこの食料だけを携え家族で越え、乳飲子には母親の指を切りその血を吸わせて、一ヶ月かけ、天と地の境のラマの地にたどり着く。 生死の極限を生き抜く時に、誰しも過去の己の罪を懺悔する以外、救われる方法を持たないという。真の懺悔で心に力を与え、生き延びた時に新たな力と喜びを感じられる、これがラマだ。大変な経験をし、懺悔をして助かった経験の有る人は皆心優しく明るい。天から与えられた現実に満足し、感謝し堪能する。皆無国籍のパスポートで生活を送る。
いずれ地球上から戦争や国境が無くなり、国籍のいらない時代が来るのかもしれない、その先駆けのようなラマの頂きである。

※本展は2019年5月8日(水)〜6月1日(土)にKiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery(KKAG)にて開催される写真展の巡回展です。
http://kkag.jp/