三重県亀山市関町

三重県亀山市関町
産業編集センター 出版部
2014/04/14 ~ 2014/05/14
三重県亀山市関町

【旅ブックスONLINE 写真紀行】
産業編集センター出版部が刊行する写真紀行各シリーズの取材で訪れた、全国津々浦々の風景を紹介しています。
書籍では掲載していない写真も地域ごとに多数掲載。
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かつては三重県鈴鹿郡にあったが、2005年に亀山市と合併し亀山市関町となった。
中心地区である「関宿」は東海道の中でもっとも古い歴史をもつ宿の一つ。

「関宿」の発祥は古代までさかのぼり、壬申の乱(672年)の頃に置かれた古代三関のひとつ「伊勢鈴鹿の関」に由来するといわれている。
以来、交通の要衝として栄え、江戸時代には東の追分から伊勢別街道、西の追分から大和街道が分岐するなど、各方面から多くの旅人が集まる活気あふれる宿だった。
その活気と宿の華やぎが目に浮かぶほど、往時のままの家並みがここには残っている。美しい格子戸が並び、
幕板や出格子を備えた町屋や真壁造りの厳かな民家が軒を連ねる。約1.8kmに及ぶこの町並みは、東海道随一の景観といってもいいだろう。
よくぞここまで守り続けてきたと驚嘆せざるをえない。

「ノスタルジックジャパン 東海道五十三次 写真紀行」 産業編集センター 刊 収録