ジェットダイスケ 写真展「水辺のかたちを知る試行錯誤」
ジェットダイスケ 写真展「水辺のかたちを知る試行錯誤」
ジェットダイスケ
2023/09/05 ~ 2023/09/17
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
ジェットダイスケ
2023/09/05 ~ 2023/09/17
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室にて、2023年9月5日(火)から9月17日(日)まで、ジェットダイスケ 写真展「水辺のかたちを知る試行錯誤」を開催します。
※最終日は17:00まで
琵琶湖は風光明媚な場所として知られ、数多の撮影スポットが点在し写真愛好家たちを楽しませている。しかし235.2kmにも及ぶ周囲長から、その水辺や対岸の全貌を把握するのは難しい。作者は湖畔を歩き、自転車で旅をし、また時には船に乗りながら、そのかたちを知るべく撮影を繰り返してきた。古くは近江八景、あるいは近代に選定された琵琶湖八景といった名所もあるが、撮影スタート時の思惑としては「湖国一景」がコンセプトであった。「うみ」とも呼ばれるほどの広大さから、どこから見ても平坦な一本線が引かれているものと想定していたのである。だが、いざ撮影を開始してみれば、実に複雑な線が織りなすかたちや営みが見え始めた。本展は一年余に渡るその試行錯誤の途中経過である。
撮影に際してはOM-1、OM-5といった可搬性を重視したカメラと高倍率のズームレンズを主に使用。アートフィルター「ラフモノクローム」を設定し、ファインダー像を粗いハイコントラストのモノクロとすることで、かたちを炙り出すような気持ちでフレーミングした。