青砥青写真研究所 AOAOLAB. オープン記念展覧会「青写真を描く!青写真の現在展」

浅見俊哉・大西みつぐ・鈴木のぞみ・千徳佐和子・横山純子
2025/11/07 ~ 2025/11/30
Exhibition Archives
本展は、2025年11月、東京都葛飾区にオープンする青写真専門ギャラリー・アトリエ「青砥青写真研究所-AOAOLAB.-」のオープン記念展覧会です。
展覧会では、4名の青写真の制作者による作品展示に加え、青写真の保存の研究者による研究成果を発表します。
青写真とは1842年に英国で発明された写真の古典技法で日光写真とも呼ばれています。
浅見俊哉は『BODY PRINT ACTION』とヒロシマの被爆樹木を毎年記録する『呼吸する影』シリーズ、大西みつぐは、スナップショットを撮影する感覚で青写真を用いた『近所論 2009-2020』、鈴木のぞみは、石に場の時間を焼き付けた『Specimen of Shadow』シリーズ、横山純子は生活空間に生きる植物の影を撮影する『野集』シリーズ、千徳佐和子は「文化財としての青図資料の保存に関する研究」をそれぞれ発表します。会期中は、青写真の制作ワークショップや、トークイベントを開催します。冬の季語である青写真、立冬の日から「青写真の体験と表現の魅力」をこの場所より発信していきます。どうぞお気軽にご来場、ご参加ください。
青砥青写真研究所 AOAOLAB. オープン記念展覧会
青写真を描く!青写真の現在展
会期:2025年11月7日(金)〜11月30日(日)
11月7日 & 期間中の水・土・日曜日にオープン
時間:13:00〜18:00
会場:青砥青写真研究所AOAOLAB.
住所:〒125-0054 東京都葛飾区高砂1-12-13
(京成高砂駅 南口下車徒歩 約13分)
関連企画:
・オープニングレセプション
11/9(日) 17:30〜19:30
参加費:1000円(軽食付)
・トークイベント
11/9 (日)15:00〜17:00
11/16(日)15:00〜17:00
参加費:1000円
・青写真制作体験ワークショップ
「影をつかまえる」
11/15(土)13:00〜15:00
11/22(土)13:00〜15:00
11/29(土)13:00〜15:00
参加費:1000円
(A4サイズの青写真を制作します。汚れても良い服装で撮影したいモチーフを持参しご参加下さい。)
参加作家及び研究者:浅見俊哉・大西みつぐ・鈴木のぞみ・千徳佐和子・横山純子
関連リンク:https://note.com/aoaolab/n/n3ee790c08dda
https://aoaolab2025.wixsite.com/aoao-lab
参加作家及び研究者プロフィール
・浅見俊哉
1982年東京都葛飾生まれ。2006年文教大学教育学部美術専修卒業。
青砥青写真研究所主宰。
2004年頃から、「時間」と「記憶」をテーマにものを直接感光面に置き太陽光で撮る写真(フォトグラム)を制作。代表作にヒロシマの被爆樹木を2012年より毎年撮り続ける『呼吸する影-被爆樹木のフォトグラム-』がある。
「つくること」と「つたえること」の両輪を持って活動する事が自身の芸術活動であると考え、全国各地でワークショップやアートプロジェクトを実施し、制作者と参加者が双方向的に創造力を生み出せる「場」をつくっている。
・大西みつぐ
1952年東京深川生まれ。
東京綜合写真専門学校 卒業。写真集に「遠い夏」、「WONDERLAND」、「川の流れる町で」、「TOKYO EAST WAVES」など。個展、 企画展多数。1985年「河口の町」で第22回太陽賞。1993年「遠い夏」ほかにより第18回木村伊兵衛写真賞。2017年 日本写真協会賞作家賞。2017年自主映画監督作品「小名木川物語」を公開。東京造形大、武蔵野美術大、大阪芸大などで教員を歴任。日本写真家協会会員、日本写真協会会員。
・鈴木のぞみ
1983年埼玉県生まれ。
2022年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2025年「第41回 写真の町東川賞」新人作家賞受賞。2018年度ポーラ美術振興財団在外研修員(イギリス)。2016年「VOCA展2016 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」VOCA奨励賞受賞。主な個展に「HIRAKU Project Vol.16 鈴木のぞみ『The Mirror, the Window, and the Telescope』」ポーラ美術館 アトリウム ギャラリー(神奈川、2024年)がある。作品は東京都写真美術館、アーツ前橋などに収蔵されている。
・千徳佐和子
1997年千葉県生まれ。
東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存科学研究室 博士後期課程2年。5歳から18歳までアメリカで育つ。大学の入学と共に帰国し、国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科にて、物理学と美術文化財研究をダブルメジャーとして専攻。修士課程から現在を通して、近現代の写真や複写技術として流通した青図資料の保存の研究に取り組む。科学分析等を通して、青図資料の劣化の原因や技法について研究を行っている。所属学会は、一般社団法人文化財保存修復学会、国際博物館会議(ICOM)、マテリアルライフ学会。
・横山純子
埼玉県生まれ
女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン教室卒業 放送大学教養学部人間と文化コース卒業。
グラフィックデザイナーを経て、女子美術大学で助手、講師として美術教育に携わった。2007年からフォトグラムによる表現に取り組み、近年はフォトグラムによるサイアノタイプの作品の発表を行なっている。2021年よりギャラリーヨクトメンバー。作品は女子美術大学美術館に収蔵されている。







