岡山県苫田郡鏡野町奥津

岡山県苫田郡鏡野町奥津
産業編集センター 出版部
2021/09/13 ~ 2021/10/13
岡山県苫田郡鏡野町奥津

【旅ブックスONLINE 写真紀行】
産業編集センター出版部が刊行する写真紀行各シリーズの取材で訪れた、全国津々浦々の風景を紹介しています。
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藩主が鍵をかけて入った「殿様の湯」、今は誰でも入れます

奥津温泉は、岡山県北部の鏡野町にある温泉で、湯郷温泉、湯原温泉と並ぶ美作三湯のひとつ。「奥津」の名の由来は、高瀬舟が訪れていたことから。「奥まった場所だが船が出入りする地」という意味でつけたれた名だという。
江戸時代には津山藩の湯治場だったそうで、奥津温泉を代表する高級旅館の「奥津荘」には「鍵湯」という名が残っている。これは津山藩主・森忠政が、一般の利用を禁じ、番人を置いて鍵をかけて一人で入っていたことに由来するらしい。
※『ふるさと再発見の旅 中国地方』より一部抜粋