岡山県倉敷市本町

岡山県倉敷市本町
産業編集センター 出版部
2021/09/01 ~ 2021/10/13
岡山県倉敷市本町

【旅ブックスONLINE 写真紀行】
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岡山県倉敷市本町

重要伝統的建造物群保存地区
倉敷市倉敷川畔
昭和54年5月21日選定

 古くから運河として活用された倉敷川を中心に広がる伝統的な町並みが倉敷美観地区である。寛永十九(1642)年に幕府の直轄地となり、倉敷代官所が設置された。以降、備中国の年貢米や農産物が集散する商業港としての役割を担い、経済的に繁栄した。やがて富を蓄えた商人が台頭したことで、本瓦萱塗屋造りの町家と土蔵造りの蔵が並ぶ町並みができあがった。
 市が美観地区に指定し、景観の整備や観光化に早くから取り組んだこともあり、案内所や交流の場、店舗やイベントも充実し、今では伝統的な風情を求めて多くの人が訪れる岡山県随一の観光地となっている。

※『ふるさと再発見の旅 中国地方』より一部抜粋