茨城県常陸太田市(鯨ヶ丘)

茨城県常陸太田市(鯨ヶ丘)
産業編集センター 出版部
2022/03/01 ~ 2022/04/15
茨城県常陸太田市(鯨ヶ丘)

【旅ブックスONLINE 写真紀行】
産業編集センター出版部が刊行する写真紀行各シリーズの取材で訪れた、全国津々浦々の風景を紹介しています。
書籍では掲載していない写真も地域ごとに多数掲載。
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七つの坂と路地を楽しむぶらり歩きの街

茨城県北部にある常陸太田市に、鯨の形状をした丘がある。かつて、この地を支配した戦国大名佐竹氏はこの丘に町をつくり、太田城の城下町をつくりあげていった。 その後、江戸時代に佐竹氏が秋田へ国替えになると、城は廃城となり、当然のことながら城下町も廃れていくかと思われた。ところが、その町は水戸と福島の棚倉(たなぐら)を結ぶ棚倉街道がとおり、さらに水戸や那珂湊(なかみなと)へ送る物資の集積地だったため、商家が林立する商家街に生まれ変わっていった。それが鯨ヶ丘である。

『ふるさと再発見の旅 関東』産業編集センター刊 収録