新山清 写真展『コンタクトプリントからみる新山清の眼』

新山清 写真展『コンタクトプリントからみる新山清の眼』
新山 清
2024/01/16 ~ 2024/01/28
Jam Photo Gallery

フィルム時代のコンタクトプリントは写真家の撮影プロセス、被写体へのアプローチ、写真家の心理まで探ることができます。また、引き伸ばされたプリントを同時にみることで写真家の視点が一層浮き上がります。

主観主義写真に於いて重要な写真家として海外でも高く評価されている新山清。特に風景写真を好んで撮影していた新山は「自分のからだにじかに感じる風景の内面的なものを写したい」と語っていたように、被写体そのものに頼り過ぎず、常に自身の視点でものを見ることに重視していました。新山のコンタクトプリント見ると、同じ風景や物であっても少しずつ角度や距離を変えながら慎重にフレーミングしているようすがうかがえます。一方、プリント作品は大胆なトリミングが目立ちます。写真となった風景を暗室作業によってさらに自分だけの風景へと完成させようとする新山の執着と柔軟さが見て取れます。

本展では、新山自身が焼いたプリント作品と一緒にコンタクトプリントも展示いたします。写真家が一枚の作品を完成するまでの道すじを辿りながら、美しいヴィンテージプリントをお楽しみください。

 


 

▼写真展概要
新山清 写真展『コンタクトプリントからみる新山清の眼』
会  期:2024年1月16日(火)~ 2024年1月28日(日)
開廊時間:12:00-18:00(日曜17:00迄)
会  場:Jam Photo Gallery(www.jamphotogallery.com
     〒153-0063 東京都目黒区目黒2-8-7鈴木ビル2階B号室