池永 一夫 写真展「人生出会いは絶景 亀仙人スーパーバンド LIVE SCENE」

池永 一夫 写真展「人生出会いは絶景 亀仙人スーパーバンド LIVE SCENE」
池永 一夫
2024/03/06 ~ 2024/03/14
Exhibition Archives

 還暦を過ぎたころに高校の同期でピアニストのいまむら直子さんの音楽活動に出会いました。ちょうどコロナ禍でミュージシャンが苦労していた頃です。何事にも前向きないまむらさんは行動力で乗り越えていきます。やっと昨年から演奏活動が再開され、いまむらさんが率いるいくつかのバンドの中で「亀仙人スーパーバンド」の演奏を聴く機会がありました。そのかっこよさにいつしか撮影に夢中になっていました。
 ちょうどその頃、暗いライブ会場で感度をISO51200にしてもきれいに写るペンタックスのモノクローム専用のデジタル一眼レフカメラと出会いました。ジャズシーンの撮影にうってつけです。そして、暗室で培ったプリントワークをデジタルに活かしての作品作りがより制作意欲を駆り立てました。展示は演奏シーンメインですが、いまむらさんがコロナ禍に始めたYouTube配信の収録や演奏シーンがあります。その中で驚いたのがパーソナリティの東優夏さんとの楽しい掛け合いで展開するインターネットラジオ「週刊経堂インコ」です。週1回の配信を4年間に一度も休まずに続けて昨年末に終了しました。また、昨年4月にはNPO法人「音楽の未来を探るスミレ協会」を立ち上げ、音楽を通じて未来を明るくしたいと活動をしています。私はその活動を応援するひとりです。
 写真展のタイトル「人生出会いは絶景」について触れておきます。この言葉を教えてくれたのはコーディネーターの木村宝乃榮さんです。当時、私が担当していた銀座リコーイメージングのギャラリーで出会い、パティ・ボイド写真展ができました。その後も音楽系の人脈によって次から次へと音楽関係の写真展へとつながっていきました。この「出会いは絶景」という言葉は、小説家の城山三郎の「部長の大晩年」に出てきます。主人公の永田耕衣が俳句の道へと進む中で俳人との出会いが語られています。私も写真人生に多くの出会いがあり、今回の写真展へと繋がりました。

 
作品:インクジェットピグメントプリントによるモノクローム作品27点

 


 

池永 一夫 写真展「人生出会いは絶景 亀仙人スーパーバンド LIVE SCENE」
会期:2024年03月06日(水)~03月14日(木)
   11:00〜18:30(最終日 17:00まで)
   日曜日定休
※社会情勢により時間や期間を変更する場合があります。
※スペースの関係上、お祝花はお断りさせていただいております。

会場:CO-CO PHOTO SALON
   東京都中央区銀座3丁目11-14 ルート銀座ビル 4F
   地下鉄日比谷線、都営地下鉄浅草線 東銀座駅よりすぐ
   https://coco-ps.jp

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