出水惠利子写真展「海とともに」/Shravya Mishra 国際展「アジアの写真家たちインド2024」
出水惠利子・Shravya Mishra 写真展同時開催
2024/06/11 ~ 2024/06/15
ピクトリコ ショップ&ギャラリー
ピクトリコ ショップ&ギャラリーでは、2024年6月11日(火)〜15日(土)東京写真月間2024 国内企画展として出水惠利子写真展「海とともに」と、国際展「アジアの写真家たちインド2024」としてShravya Mishra写真展を同時開催いたします。皆様のご来場をお待ちしております。
出水 惠利子写真展「海とともに」
消波ブロックを撮り続けて
海って、同じ場所撮ってもつまらないでしょ?なぜ消波ブロックを撮るの?なんか邪魔な存在、なんで?
という事を必ず言われる。
そんな質問をされるたびに、海が好きで、元々は水中カメラマンを目指していたのよと言うと、それもびっくりされる。都内に住む私には、海は遠い。海に焦がれ、海が好きで、泳ぐのが得意だったこともあり、水中カメラマンを目指し、写真学校へ入ったのです。ダイビングのライセンスを取るのに必死になり、海の潮流、海図、天気などを勉強していきましたが、残念ながら、私の三半規管は、海に潜ることに耐えられなかった。海に潜ることはできなくなったけど、趣味で沿岸から海を撮ることにしていきました。海を撮ろうとすると、沿岸に目に付くのが消波ブロック。水中での消波ブロック周辺は、とても危険だ。水中での技術も必要だという知識だけはあった。
単純に海が好きだった私は、少しずつ環境について考えるようになっていきました。綺麗な海を撮ることよりも、海に囲まれ、海とともに生きる日本について。波によって侵食される沿岸。台風のたびに変わる海の中、地震のたびに押し寄せる波。
消波ブロックの役割は?消波ブロックによって守られることもある。 海に囲まれている日本だからこそ、沿岸の土地を守る警備隊。 消波ブロックの様々な形、大きさがあることも魅力の一つとなり、約30年近く消波ブロックを撮り続けてきました。
国際展「アジアの写真家たちインド2024」Shravya Mishra
バウナガル(インドのグジャラート州にある海岸沿いの都市)「クーリー」の語源は16世紀まで遡り、ヨーロッパ人貿易商がアジア全域で最初に使用した。18世紀には、ヨーロッパの植民地に移送されたインド人の季節労働者を指すようになった。インド大陸では、クーリーとは荷物を運ぶ人を意味する。インド鉄道におけるクーリーの歴史は、インド鉄道と同じくらい古い。彼らは免許を持ったポーターであり、従業員ではなく、鉄道旅客の荷物運搬のために、いつでもリーズナブルな料金でサービスを提供している。クーリーの仕事は長年、男性中心の仕事だった。しかし1880年代、グジャラート州サウラシュトラ地区の小さな町バウナガルの王は、女性にクーリーとして働く権利を与えた。バウシンジ・ルは、ポイ族の女性50人にバウナガル鉄道のポーターとして働くよう命じた。ポイ族はマハラシュトラ州、グジャラート州、アッサム州に多く住むコミュニティで、数年前から駕籠(かご)かきやポーターとして働いていた。しかし、これは男性優位の役割であり、女性が雇用されることはなかった。パフシンジは、彼女たち一人一人に腕章をつけた。当時、女性ポーターという概念がいかにユニークであったかを考えれば、このバンドがあれば、訪問者はポーターを簡単に見分けることができる。これに変わるバッジはまた、この雇用が近親者に受け継がれることを王が約束するものでもあった。金属バッジは代々受け継がれてきた。現在、バウナガルのクーリーは約22人で、そのうち10人が女性である。彼女たちのほとんどは15年以上ここで働いている。バッジは直系の子孫から受け継がれるが、女性たちが本当にバッジを得るためには、筆記試験と体力テストを合格しなければならない。近親者がいない場合、バッジはインド鉄道に返却される。この間、この地の風景は大きく変わり、バウナガルから毎日出ている列車はムンバイ行きだけだ。彼女たちのほとんどは、家族の中で唯一の稼ぎ頭である。朝の間は店や家で働き、ムンバイ行きの列車が駅に着く夕方に駅に着く。バウナガルはインドで唯一、女性ポーターがいる駅であり、現在もそうである。彼女たちが伝統を受け継ぐ究極の理由は遺産を受け継ぐためである。
▼開催内容
東京写真月間2024
出水惠利子写真展「海とともに」
Shravya Mishra 国際展「アジアの写真家たちインド2024」
期 間:2024年6月11日(火)〜6月15日(土)
11:00~18:00
会 場:ピクトリコ ショップ&ギャラリー(http://www.pictorico.jp/shop/)
東京都墨田区横網1-2-16 両国ガイビル 國技館前 5F(旧:東誠ビル)