京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室にて、2024年10月29日(火)から11月3日(日)まで、第55回 日本リアリズム写真集団 JRP 京都支部展を開催します。

本年度より新しい会場でJRP京都支部展を開催することになりました。ご来場のみなさん今後ともよろしくお願いいたします。

ところでカメラを持って外に撮影に出るときいつも思うのです。今６月あたりから１１月までほぼ半年が夏です、しかも年々。一体地球はどうなっていくのだろう！暑いだけでなく、線状降水帯という部分的集中豪雨でアッという間の洪水など、温暖化がどんどん進行しています。北極の氷も解け始めて、多くの島や国が消えてしまうのです。その上ウクライナやガザだけでなく世界中で戦争や紛争がなくなりません。一体人間という生き物はやっかいな動物です。地球が消滅する前に気が付いてもどうにもなりません。

１９６４年に支部を設立して以来５５回目の支部展です。この間コロナ禍がありましたが、休まずに毎年開催してきました。モノクロームフィルムを自家現像し印画紙に焼き付けた時代から、まるで写真ロボットになったデジタルカメラに、映像の技術進歩は２１世紀になって激変しました。しかし、「何を、どう撮るのか」はいつの時代でも不変のテーマです。

簡単に映像をとらえることができるゆえに、我々は、厳しくその映像の意味を自らに問うべきです。日本の今を見つめ、表現する我々の一貫した姿勢で、今後も変わりなく切磋琢磨で写真を追求する所存です。

なごやかで自由な雰囲気の中、それぞれの個性を尊び、創造的な写真表現に努め、それぞれの作品を評価、批判しあう、月１回２時間の合評例会は京都支部のよき例会だと思っています。

我々の作品をごらんになって、よし自分も一緒に写真をやってみようとお思いの方大歓迎です。

どうぞ会員にお声掛けください。ごゆっくりご観覧ください。

JRP（日本リアリズム写真集団）京都支部　会員一同

作品写真：クリックで拡大