長谷川啓一 写真展「干拓者の夢-北総・印旛沼物語-」

長谷川啓一 写真展「干拓者の夢-北総・印旛沼物語-」
長谷川 啓一
2025/01/30 ~ 2025/02/05
アイデムフォトギャラリー「シリウス」
長谷川 啓一
2025/01/30 ~ 2025/02/05
アイデムフォトギャラリー「シリウス」
千葉県の北西部に位置する印旛沼と、その周辺の水田地帯が舞台です。
この地域は実り豊かな稲作水田耕作が中心の、農作地帯です。この水田耕作地帯は、利根川水系で低湿地ゆえに、昔から水害に悩まされておりました。とりわけ、江戸時代に利根川東遷事業が完工(1654年)して以来、利根川が氾濫するたびに、この地は洪水に見舞われました。江戸時代、1724(享保9)年に平戸村の染谷源右衛門の工事、1782(天明2)年には江戸幕府老中田沼意次の工事、1843(天保14)年には老中水野忠邦による工事が行われました。しかし、そのたびに洪水で大被害が発生して、いずれも事業の完工がかないませんでした。度重なる洪水は、長年、水田耕作農民にとって大きな悩みでした。
第二次大戦後の食糧増産計画のもので、国の事業として「国営印旛沼手賀沼干拓事業」、及び関連事業が行われ、1969年にすべての事業は完工しました。実に315年間にわたって苛まされた水害(洪水)から解放されたのです。長年の夢が実現しました。
1967年から米(コメ)余りが始まりました。国が豊かになるに従い、国民の食生活に変化が生じて、輸入食糧品が増え、米の消費の減少傾向が続いています。
いま、農家の農業経営は、新たな課題に直面しています。
(展示写真枚数48枚)
長谷川啓一 写真展「干拓者の夢-北総・印旛沼物語-」
会 期:2025年1月30日(木)~2月5日(水)
10:00~18:00(最終日15:00まで)
休館日:日曜日・祝日の一部(ギャラリーへお問い合わせください)
会 場:アイデムフォトギャラリー「シリウス」(https://www.photo-sirius.net)
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F