平野淳子「ゲニウスロキ」

平野淳子「ゲニウスロキ」
平野 淳子
2026/05/25 ~ 2026/05/31
Place M
平野 淳子
2026/05/25 ~ 2026/05/31
Place M
日本の伝統的な技法とデジタルを行き来して制作している。
土地の歴史を紐解き現在や遥か未来を彷彿とさせるイメージが極薄い和紙にプリントされレイヤーのように裏打ちされていく。そこには事象的な歴史の重層だけでなく技法的な歴史も重ねられている。
大学で日本画を学んでいた頃から写真と絵画を行き来して制作する為一眼レフカメラでイメージを収集していた。デジタル一眼レフの出現でそれが実現に近づいたと感じた。
それから、常に新しい表現を目指して実験を繰り返している。
持ち込みの薄い和紙にプリントするため、このビルの五階にある東京ライトルームに通い始めたのは、2013年頃のことだった。その頃は、記憶をテーマに桜と蝶をコラージュした作品を制作していた。
蝶と花は強い関係性を持ち、同じとき、同じ場所に居ながらもその記憶は全く別のものである。そして、それは時に応じて変容していく。記憶はいつも今の思いでしかない。
その後、「ゲニウスロキ」として、「国立競技場」、コロナ禍をへて「自然信仰」、ウクライナ戦争が勃発して世界が破壊へとシフトしたことに恐怖を覚え「原爆、被爆樹」の作品を発表している。
広島には被爆樹が目撃者として存在している。レンズを通すと、人や子供、動物、さらには仏の姿まで浮かび上がる。被爆者が高齢化する今、この悲劇を被爆樹の姿とエネルギーから感じてほしい。
今回の個展では「蝶と花の記憶」から「被爆樹」までの代表的な作品を展示します。
■開催情報
平野淳子「ゲニウスロキ」
会期:2026年5月25日(月)〜5月31日(日)
会場:Place M(https://www.placem.com)
東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F






