東京異彩

東京異彩
木下 修
2008/04/23 ~ 2008/04/29
Exhibition Archives

東京の街を歩いていると、オヤッと思って立ち止まり、振り返って見る、光景に会うことがあります。その気になる光景は、少し変わっていたり、どこかちょっぴり奇妙で、非日常的なものが多いのです。よく見ると、そこにはリズムがあったり、ビルに動物や怪獣がいたり、さらには壁がキャンパスになっていたりすることもあります。大空襲の中で焼け残った電柱もけなげに立っています。このような町の表情の中に人間のおおらかで、豊かな営みが見て取れます。案外このような異彩を放っている光景が街の本質を示しているのかもしれません。

会場:京セラ・コンタックス東京

「東京異彩」:日本カメラ誌口絵掲載(2008年5月号)
作品はいずれもポジフィルムで、デジタル処理しました。