【パリブログ】Vol.9「年末」

パリブログ / 2019年12月27日

例年パリの年越しでは凱旋門でのプロジェクションマッピングが行われる。
シャンゼリゼ通りはお祭り騒ぎだ   ※2018年撮影

8月にパリに着いてから、もう4ヶ月経った。

早い。

4ヶ月という時間を考えると、正直なところ、もう少し進んでいてもよいように思う。日本の感覚よりも進行が遅れている原因は、フランス語の契約書や書類の翻訳が必要で、日本語訳ができてから本社に確認をとって進めるなど言語の問題が少なからずある。

また、締め切りに対する感覚も少しばかり違う。「○日まで」という約束が守られたことはそんなに多くない。

さらに、もちろん私たちの不慣れなところももちろんある。
日本語で翻訳されていたとしても「これはどういう意味だろう?」と首をかしげる項目があるし、フランス特有の法律や決まり事も多く、理解するのに時間がかかることもある。

とはいえ、なんとか年内に内装を進めるところまではこぎつけることができた。
工事が始まれば、数十日の期間を経て、オープンまでは、もうすぐだ。
展示用の備品を揃えたり、日本から作品を運ぶ、オープンの告知作業など、仕事も増える。
オープンするまでは、仕事は多いものの本来の仕事はパリで作品を販売すること。
ギャラリーができてから、やっと本格的に仕事に取りかかれるというわけだ。

来年もこちらで進捗を報告させていただきますので、
読者の皆様には、今後も経過を温かく見守っていただきたいと思います。

それでは、よいお年をお迎えください。