【ギャラリー探訪 第2回】 写真と紙のマッチングで、 より良い作品づくりをサポート!

その他 / 2017年8月21日

「ギャラリー探訪」第2回は、今年7月4日に東京・表参道にオープンしたばかりの「ピクトリコ ショップ&ギャラリー 表参道」をご紹介します。

流行の発信地・表参道に誕生した
インクジェット用紙メーカーのギャラリー

カウンター越しにショップの皆さんが出迎えてくれます!

 ピクトリコ ショップ&ギャラリー 表参道は、2017年7月4日にオープンしたばかりのメーカーギャラリーです。表参道駅から徒歩3分とアクセスが良く、曜日に関わらず多くの人が行き交う表参道ヒルズの裏手に位置します。
 2面ガラス張りのオシャレな外観に惹かれて扉を開けると、まずあるのはショップスペース。カウンター越しにスタッフが出迎えてくれます。
 通路の奥に広がるのがギャラリースペースです。20.75平米と17.6平米の2つのスペースからなり、中央の稼動式扉を動かせば38平米の大きな一つの空間として使えます。シンプルなホワイトキューブ(白壁)は釘打ちOKで、スタッフがパテの補修をしてくれるそうです。また、ピクチャーレールも設けられていて、作家が自由に使える工夫が凝らされています。ライティングレールを用いた展示もできるとのことです。

仕切りを外せば38平米の広々とした一つの空間として使えます。3メートルの天井高が開放的。
写真中央の垂れ幕は「ピクトリコ プルーフ薄手クリアフィルム」にプリントしています。

作品をプリントする歓びを伝えたい

フォトグラファー向けの高級写真用紙12種類に、業務用の21種類を加えた計33種類のインクジェット用紙を展開(2017年8月現在)。用紙は1枚から購入可能です。

 株式会社ピクトリコは、東京・両国に本社を構えるインクジェット用紙メーカーです。社名と同じ「ピクトリコ」ブランドは、高品質な写真用のインクジェット用紙の定番としてプロ・アマを問わず多くの写真家に愛用されています。
 ピクトリコが今回、ギャラリーを併設した直営店をオープンしたのには理由があります。デジタル化や技術の進歩に伴い写真を撮ることは身近になってきた一方で、作品をプリントして楽しむ機会が減少しているのが現状です。そうした中で、あえてギャラリーを設けることで、作品をプリントする醍醐味や、プリントした作品を見る楽しみ、作品を他者に見てもらう歓びを得られる機会を提供したいという、インクジェット用紙メーカーならではの思いがあると言います。

シンプルながら木の温もりを感じさせるショップスペース。表現したいイメージに合わせてベストな紙を提案してくれます。「ユーザー様の声を直接聞くことで、今後の製品開発のヒントを得られるという利点もあります」とのこと。

写真と紙のマッチングで
よりイメージに近い表現を再現

  インクジェット用紙の選択肢が増えたことで、作品表現の幅が広がっています。 インクジェット用紙メーカーのギャラリーで展示をする利点について、ショップマネージャーの山本真也さんにお話を伺いました。

写真家の表現したいイメージに合わせて用紙の選び方をアドバイスしてくれます。

「一番は、写真と紙のマッチングを感じていただけることです。作品づくりにおいて、被写体に合わせて紙を選ぶことはとても重要です。選ぶ際は白色度と画質と厚みを見るのですが、例えば、川の水が光輝く表現をしたい場合は超光沢系の用紙がベストです。一方で、奥行きのある川の風景写真で、撮影した日の湿っぽさや靄(もや)のかかっていた様子を表現したい場合は、質感のある半光沢系の用紙を使った方が良い。マット系の紙は色が沈むため、落ち着いた柔らかい表現をしたい場合にぴったりです。また、紙に合わせてレタッチも変わります。プリント工房では細かなレタッチで写真家の方が出したい色味に合わせた作品制作のサービスがあります。店頭でもご相談ください。ぜひご来店・ご来廊いただき、写真と紙のマッチングを感じていただきたいと思います」

ショップマネージャーの山本真也さんは用紙のプロフェッショナル。用紙の特性に合わせたレタッチの解説は分かりやすいと評判です。紙やプリントへの熱い想いが伝わってきます。

 ピクトリコ ショップ&ギャラリー表参道では、作品プリントサービスの「ピクトリコ プリント工房」の相談窓口機能を備えていて、プロによるプリントのノウハウや紙選びのアドバイスを受けることができます。額装・展示などのオプションサービスもあり、写真展に関わるサポートを一貫して行っているのが特徴です。ちなみに、ギャラリーレンタルとプリント工房のサービスをセットで利用すると20%割引になるという嬉しい特典もあります。

フラットなレンタルスペースとして
様々な試みを楽しめるギャラリーに

 オープンして1カ月。現在はギャラリーオープニング企画展を開催していますが、9月12日以降はレンタルギャラリーとなります。写真家さんとコラボしたPOP-UP的な使い方など、表参道という流行の発信地ならではのフレキシブルな活用も可能ということで、今後の展示が楽しみなギャラリーです。
 また今後の展望として、ショップでしか手に入らない限定用紙の販売など、ピクトリコ ショップ&ギャラリー表参道でしか得られないサービスやメリットの提供を目指しているそうです。


ショップからのメッセージ


「インクジェット用紙にこだわりの強い写真家さんが来店されます。敏感な方に見てもらえるギャラリーにしていきたいと思います」と語る山本さん。

 10年以上前にギャラリー併設の直営店が東京・外苑前にありました。様々な事情で一旦は閉店しましたが、今回、流行の発信地でもある東京・表参道でオープンするに至りました。
 2018年3月末まで、オープンキャンペーン料金でギャラリーをレンタルしていただけます。ピクトリコの用紙を使っていただくことが必須条件になりますが、豊富な用紙の中から表現したいイメージに適した用紙の選定やレタッチのアドバイスなど、できる限りサポートいたします。展示を機に、用紙によって作品表現の幅が広がる面白さを感じていただければ幸いです。インクジェット用紙メーカーとして、よりイメージに近い作品づくりをサポートできればと思います。
 また、展示を見たいという方はぜひお気軽にギャラリーへお越しください。何かしらの驚きや気づきがあると思います。
(ショップマネージャー 山本 真也)

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ショップの皆さん、快く取材に対応してくださってありがとうございます。山本さんの紙とプリントに対する熱いトークはとても興味深く、感度の高い写真家の皆さんの聖地になるのではと感じました。
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道路から見えるこの旗が目印です!

【ピクトリコ ショップ&ギャラリー表参道】
住所:東京都渋谷区神宮前4-14-5
   Cabina表参道1F
時間:11:00~19:00(日曜日のみ17:00まで)
定休日:月曜日・火曜日
アクセス:表参道駅A2出口より徒歩3分
Webサイト:http://www.pictorico.jp/shop/