佐藤 秀明 写真展「ロンサムカウボーイ」

レポート / 2018年11月19日

~アメリカの過去と現在。会場の空気感さえ変えてしまう力強い魅力~

会場にて、佐藤さん

自由に日本から海外に行けるようになった時代。
「1967年にはじめてアメリカに行き、それから数えきれないほど訪れ撮影してきました。
そのすべての写真を並べ眺めてみると、今も昔も変わらないアメリカの風景が見えてきて、それをピックアップし展示しました」とのこと。

ステートメント、同タイトルの写真集「ロンサムカウボーイ」

時代が経ても変わらないその風景が持つ普遍的な魅力や写真展のきっかけについてもお聞きしました。
「サーフィンの取材の仕事がきっかけでご縁のある片岡義男さんの『ロンサム・カウボーイ』を読んで、今まで撮ってきたこのアメリカの写真がいきると思い、片岡さんに自分自身がロンサム・カウボーイになって撮ってきていいですか、と話したら「ぜひやってください!」というのがきっかけです。
1960年代に行ってなかったら分かってなかったでしょうね。あの時代に見た風景がまだあるということに」。

アメリカの豊かさの陰にあるものと、変わらないもの。孤独の中にある自由と、不思議と明るく感じるアメリカの変わらない風景が、心地よい風を運んできます。
佐藤さんの目線で切り撮られたアメリカは、映画で見たあの風景への憧憬と今の新しい姿を見ることができます。ぜひ会場へ足をお運びください!

【佐藤 秀明 写真展「ロンサムカウボーイ」】
会場:リコーイメージングスクエア新宿 ギャラリーI&II(火曜定休)
会期:2018年11月14日(水)~11月26日(月)
10:30~18:30(最終日16:00まで)

会場:リコーイメージングスクエア大阪 ギャラリー(火曜定休)
会期:2018年12月12日(水)~12月24日(月)
10:30~18:30(最終日16:00まで)
http://www.ricoh-imaging.co.jp/…/squa…/2018/11/20181114.html