榎並 悦子 写真展「彩風・南ぬ島」

レポート / 2018年10月11日

~写真と共に旅する、穏やかな時間の流れる南ぬ島~

いつもより照明の落とされた会場に入ると、目に飛び込んでくる鮮やかな写真の数々。
「写真展のスタートがサガリバナという夜に咲いて明け方には散ってしまう花なので、暗いところで見せられれば、また表が車通りも多いので、照明を落としている方が、見にいらした方も切り替えができるかな」とのこと。

写真展のスタートで展示されているサガリバナ

「きっかけはサガリバナに出会って撮っているとき、暗いなかカヤックを漕いでいって、夜が明けるとともに鳥のさえずりが聞こえて、何か浄化されていくような感じがあり、自分の中で今までどちらかと言うと、人を中心にスナップ系の写真が多かったのですが、自然もいいなとその時感じました」

榎並さんの作品から伝わってくる穏やかな時間の流れる美しい世界は、まるで天国にいるような気持になり、外の喧騒を忘れてしまうほどです。ぜひ会場へ足をお運びください。
会期中の13日(土)には、ギャラリートークも行われるそうです。こちらもぜひ!

今後の活動についてインドで撮影されているとお聞きしました。こちらも見るのが非常に楽しみです。

【榎並 悦子 写真展「彩風・南ぬ島」】
会期:2018年10月11日(木)~17日(水)
10:30~18:30(最終日15:00まで)
会場:キヤノンギャラリー銀座(日曜/祝日定休)
https://cweb.canon.jp/gallery/archive/enami-painu/index.html