【パリブログVol.14】ロックダウン解除後のパリ

パリブログ / 2020年5月29日

ヨーロッパの初夏らしい、天気の良い日が続いている。

日没も21:00以降になり、仕事終わりや週末には、川岸や森、広場などで仲間たちとピクニックやスポーツを楽しむ姿を目にするようになった。

二ヶ月のロックダウンを経て、パリは少しずつ本来の姿を取り戻してきた。

昨日フィリップ首相から規制緩和の第二フェーズへの移行内容が発表された。5/11以降の自宅から100km以内の移動制限が廃止され、国内の移動は自由に。今週末からやっと公園も開き、パリを含むいるイル=ド=フランス地域圏では、テラスのみだがカフェやレストランの営業が可能になった。6月の半ばから映画館や劇場の規制も緩和される見通しだ。

郵便局も入場制限があり外に列ができている

こちらは携帯電話のお店。「安全な間隔を守ります」

メトロは極端に乗客が減り、どこのお店でも除菌ジェルの使用が推奨されている。マスクの着用率も高く、社会的距離も習慣化されてきている。感染症の脅威を認識しつつも、フランスは前向きに動き始めた。

ギャラリーのオープン準備も本格的に再開している。

ワイヤーで壁に作品をかけてみた

ファサードの塗り替えや追加の工事、ネット環境づくり、日本からの作品送付などこれまで滞っていた仕事を再開している。感染症の影響で、工事や国際郵便などの進捗に遅れが見込まれるが、7月中には準備ができている状態に持っていきたいと思っている。

前のお店の名前も剥がして、ショーウインドウにも作品を展示した