【写真展紹介】徳川印刷コラボ企画「ジークレープリント展」

写真展紹介 / 2021年3月20日

徳川印刷さんとのコラボ企画である「ジークレープリント展」。写真家さんは公募での参加とのこと。13点の作品が展示されています。

写真をどんな紙にプリントするのか。その紙選びによって作品の印象は大きく変わります。
銀塩・インクジェットなど写真のプリント手法も多様な選択肢の中から選べる時代になりました。表現の幅が広がる反面、選択肢の広さゆえにかえって、どうすれば良いのかわからない・・・と悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。
そこで今回、高性能インクジェットプリンタによる「ジークレープリント」を、高品質・低価格で提供する徳川印刷さんのご協力を得て、参加者が10種類の紙から作品に合わせた用紙を選んでプリントを作り、ギャラリーにて展示いたします。
紙選びも作品表現の一部。その奥深さを、ぜひご覧ください。

※ジークレープリントとは:高性能インクジェットプリンタによる高品質なプリント技術。


■出展者 
服部知佳、hide、はるまみさと、こだまん、おがみ めいしん
福井 康祐、杉本晋一【SHIN】、なかしま さや、Masa ASANO
写術亭 無楽、他 (敬称略・順不同)


今回の徳川印刷さんとの企画展は、写真や絵画などのアート作品に合わせて厳選された10種類の紙を参加される写真家さんに送付。その中から写真家さんが 選ばれた2種類の紙に徳川印刷さんがジークレープリントし、そこから作家が最終的に選んだものが展示されています。

会場入ってすぐの壁には、10種類の用紙が展示されています。こちらは触ってもらって大丈夫とのことなので、用紙の違いを手触りでも比べてみてください。
【使用されている用紙】
・ハーネミューレ フォトラグ ウルトラスムース
・ハーネミューレ フォトラグ バライタ
・ハーネミューレ ジャーマンエッチング
・キャンソン アクアレルラグ
・キャンソン エディションエッチングラグ
・キャンソン プラチナファイバーラグ
・竹尾 かきた
・アワガミ 楮
・クレサン インクジェットキャンバス
・エプソン プロフェッショナルフォト

作品のキャプションボードには、使われた用紙も明記されています。(上記に掲載させていただいたナダールの林さん、早苗さんの作品を見ていただければ)。写真展において重要な工程である紙選び、用紙によって変わる作品の表現の違いをじっくりと見比べることができる貴重な機会。ぜひご覧ください!

【徳川印刷コラボ企画「ジークレープリント展」】
会期:2021年3月10日(水)~3月21日(日)
12:00~19:00(最終日16:00まで)
会場:NADAR(ナダール)月曜・火曜定休
https://g-nadar.net/gallery/210310

★プリント制作協力:徳川印刷(株式会社松平)
徳川印刷は写真家・画家・イラストレーターのためのオンラインプリントサービスです。最新鋭のインクジェットプリンタで出力した高品質のジークレープリントを低価格で制作。
徳川印刷代表の松平光弘氏は、英国と日本で20年以上の印刷経験があり、国内外の写真展、絵画や文化財の複製に携わりながら、東京工芸大学芸術学部の講師も兼務。多くの知識と経験で最高品質のジークレープリントを実現します。