広田 泉写真展「のりものばかり2019 ~鉄道写真家が撮りたくなった乗り物の写真~」

レポート / 2019年8月26日

~旅や生活に溶け込んでいる乗り物の新たな魅力と、旅のワクワク感を感じる写真展~

会場にて、広田さん

鉄道写真家として活躍され、鉄道旅の魅力なども発信しつづけている広田泉さん。そんな広田さんが鉄道だけでなく、様々な乗り物を撮られたものが今回の写真展。これらの写真を撮るようになったきっかけなどお話を伺ってきました。

「例えば僕が飛行機の写真を撮るとなると、旅客機とか軍用機は違うなという感覚があるし誰もそれを望んでいないでしょう。 自分なりの切り口で鉄道を撮る人の延長上には何があるかなと考えて、旅をしながらいろいろな乗り物を撮っていけたらなと思いました。またそうすることで、旅のおもしろさをもっと伝えられるのではと思っています」。
「鉄道のみに視点を向けていたものを、そういったものから解放してみようと、今までは線路沿いにいたのを、1kmぐらい離れてみることに。何気にトラクターを見るといい景色があって夢中で撮っていたら、向こうを電車が通るのが見え、『あ~』となったのですが、電車ばかり撮っていて全然違うところが見えていなかったなと感じましたね。またその見えていなかったことを鉄道写真にフィードバックでき、何より楽しくて!いいことばかりです」。

プリントや展示にもとても特色があり、それも今回の写真展の魅力の一つです。
「希望していた4:3にぴったり合うフレームがなく、油絵用のフレームが一番対比が近かったため、フレームはそれに決めました。作品のトリミングをしたくなかったため、余白をつけることに決め、またギャラリーのグレーの壁色にあうものをと考え、北辰さんという壁紙メーカーさんと打ち合わせをかさね、制作しました」。
フレスコ調の紙は凹凸感あり、私もどうなっているのだろうと斜めから見てしまったりも。会場入り口に飾られている、広田さんが作られた鉄道模型のジオラマと合わせて、「写真の平面感を立体感という、北辰さんの紙と合わせて新たなアプローチでお見せすることができたのは楽しかったです」とお聞きしました。

今回の写真展の候補にあがった作品はなんと300点以上とのこと。「最終的には自分らしいもの、そしてこの会場での展示というデザインを意識しました」。「50歳になりましたし、これからもチャレンジしていけたらと思っていますし、今後も機会を作っていろいろとお見せできれば思っています」とお聞きしました。
乗り物のある風景というなにげない一コマであったり、乗り物を整備しているシーンなど、生活や旅を彩る一つである乗り物の魅力を再確認する写真展。ぜひ会場へ足をお運びください。

ギャラリー入口に飾られている鉄道ジオラマ作品。

オリンパスギャラリー大阪での会期中の、9月7日(土)、 9月14日(土) 13:00~14:00にはギャラリートークもございますので、こちらもぜひ!

【広田 泉 写真展「のりものばかり2019 ~鉄道写真家が撮りたくなった乗り物の写真~」】
会期:2019年8月9日(金)、8月19日(月)~ 8月28日(水)
11:00~19:00 (最終日15:00まで)
会場:オリンパスギャラリー東京

会期:2019年9月6日(金)~ 9月19日(木)
10:00 〜18:00(最終日15:00まで)
会場:オリンパスギャラリー大阪(日曜・祝日休館)
https://fotopus.com/event_campaign/showroomgallery/detail/c/2031

広田さんのWebサイト
http://www.tetsudoshashin.com/