鷹野 隆大
Takano Ryudai

写真家。1963年福井県生まれ。1994年からセクシュアリティをテーマに作家活動を開始。女か男か、同性愛か異性愛かといった二項対立の狭間にある曖昧なものを可視化することを試みた作品集『IN MY ROOM』(2005)で木村伊兵衛写真賞を受賞。その後は同テーマをポルノグラフィカルな形式を通して探求したシリーズ〈男の乗り方〉、無防備なセクシュアリティの表出が警察沙汰を招いた〈おれと〉など、性欲という“下半身の問題”をアイデンティティや社会規範との関わりのなかで捉える作品を発表している。
他に、“市場価値のない”身体イメージを集めたシリーズ〈ヨコたわるラフ〉、極めて身近でありながら顧みられることのない日本特有の都市空間を写した〈カスババ〉など、視覚表象における価値のヒエラルキーを問う作品シリーズがある。
他に、“市場価値のない”身体イメージを集めたシリーズ〈ヨコたわるラフ〉、極めて身近でありながら顧みられることのない日本特有の都市空間を写した〈カスババ〉など、視覚表象における価値のヒエラルキーを問う作品シリーズがある。
2011年の東日本大震災以降は影をテーマに種々の作品に取り組んでいる。2021年には国立国際美術館で個展『鷹野隆大 毎日写真1999–2021』を開催。翌2022年に文化庁令和3年度(第72回)芸術選奨美術部門文部科学大臣賞受賞、第38回写真の町東川賞国内作家賞受賞。2025年には東京都写真美術館の開館30周年を記念した展覧会第一弾として個展『鷹野隆大 カスババ―この日常を生きのびるために―』が開催された。






