村越 としや
Murakoshi Toshiya
村越としやは1980年福島県須賀川市生まれ。2003年に日本写真芸術専門学校を卒業。2001年から故郷福島を被写体に選び、2006年以降は東京と福島を主な拠点とし、故郷で過ごした幼少期の自身の記憶をなぞるように撮影を行う。2011年以降は写真のもつ記録性を重視し、風景の変化と矛盾、人々の視覚的な認識について、静謐でありながら力強い風景の中から見出だそうと継続的に撮影を行っている。2009年、東京・清澄白河に自主ギャラリー「TAP」を設立。
主な個展として、「timelessness」コニカミノルタプラザ(東京、2008年)、「uncertain」新宿ニコンサロン(東京、2009年)、「草をふむ音」福島空港(福島、2012年)、「火の粉は風に舞い上がる」武蔵野市立吉祥寺美術館(東京、2014年)、「あめふりから濡れた地面はやがて水たまりに変わるまで」CASE TOKYO(東京、2018年)、「血の針」須賀川市民交流センターtette(福島、2019年)など。主な受賞歴に、日本写真協会賞新人賞(2011年)、さがみはら写真新人奨励賞(2015年)。東京国立近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、福島県立博物館、相模原市に作品が収蔵されている。