小森正孝 写真展「神様・仏様・おねこ様」
小森正孝 写真展「神様・仏様・おねこ様」
小森 正孝
2023/09/26 ~ 2023/10/01
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
小森 正孝
2023/09/26 ~ 2023/10/01
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室にて、2023年9月26日(火)から10月1日(日)まで、小森正孝 写真展「神様・仏様・おねこ様」を開催します。
私は猫を被写体に作家活動をしています。
「我々は猫である」を大きなコンセプトとし、さらに細かいテーマを作りながら長い時間をかけて取材をしています。
展示のテーマを神社仏閣の猫に選んだのは、日本は昔から様々な文化や宗教を受け入れる多様性のある国ですが、そういった施設の中には猫も見かけ疑問に思っていました。
猫は昔から人々の近くで生活をしていますが、詳しいことは近年になるまでわかっていませんでした。日本で猫が広まった理由の一つに、仏教が渡来し経典等を鼠の被害から守る為、船に乗せられたと言われています。
今回の展示では、雑誌「猫びより」で連載中の「神様仏様お猫様 神社仏閣の猫」で登場した施設を中心に、使用・未使用の作品からセレクトしたものを選びました。
古事記等に登場する神社、仏教文化を全土に広めた寺院、黒船来航の舞台や平成時代に建立した所など、それぞれ物語があり、毎回楽しく取材をしてきました。人に寄り添いながら、猫の都合で生きている彼らの姿を見ていると心が和まされます。昔から日本を支えた猫達は、現代の人々の心まで癒してくれるようです。
今回の展示では大きな作品を作りたく、クラウドファンディングを利用し多くの方々からご支援を頂き、開催することができました。
猫と日本の歴史との繋がりを求め、地域や季節を感じながら神社仏閣を訪れる旅は、気づけば25の施設を超えましたが、これからも日本の歴史と猫の繋がりを求めて全国を旅し続けます。
猫って本当にいいですねぇ。