千代田路子写真展「永遠の野原 —野原に記憶を預ける」

千代田路子写真展「永遠の野原 —野原に記憶を預ける」
千代田 路子
2024/05/22 ~ 2024/05/28
Exhibition Archives

母が亡くなって以来、母を介護した時の記憶に悩まされた私は、いつしか忘れたいと思うようになった。と、同時に忘れたいと思うことへの後ろめたい気持ちにも苛まれた。
そんな煩悶の中で、「何かを忘れようとすればするほど、心に残るものだ。ある人曰く、何かを捨てなければならない時は、心に刻みつけよ」という、ウォン・カーワイの映画の言葉を思い出し、囚われている記憶を見つめ直してみようと思った。母の遺品を整理し、記憶を書き出すうちに、それらを弔い、埋葬したいと思いはじめた。そして私は、私にとって特別な場所である野原に入り、囚われていた記憶を埋める旅を空想した。

 
・展⽰作品:30点前後
・プリント:伊勢和紙 浄ら芭蕉

 


 

千代田路子写真展「永遠の野原 —野原に記憶を預ける」
会期:2024年5⽉22⽇(⽔)〜28⽇(⽕)※会期中無休
   11:00ー18:30(最終⽇は17:30まで)

会場:ストライプハウスギャラリー
   〒106-0032 東京都港区六本⽊5-10-33-3F
   Tel:03-3405-8108  Fax:03-3403-6354

 
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