第2期:ヘルッタ・キイスキ個展『Plasticenta』

第2期:ヘルッタ・キイスキ個展『Plasticenta』
ヘルッタ・キイスキ
2025/03/22 ~ 2025/04/26
KANA KAWANISHI GALLERY

カナカワニシアートオフィス合同会社は、2025年2月22日(土)から2025年4月26日(土)まで、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY(西麻布)及びKANA KAWANISHI GALLERY(清澄白河)に於いて、3つの会期にまたがる展覧会『Acts of Care』を開催いたします。​

本展は、カティ・キヴィネン(ヘルシンキ美術館主任学芸員)とピルッコ・シータリ(インディペンデントキュレーター/元ヘルシンキ現代美術館館長)の2名のキュレーターが、第15回光州ビエンナーレ・フィンランド館の為に企画した展覧会の日本巡回展を骨子としながら、アーティストによっては日本展のみの特別インスタレーションも実施し開催いたします。

 

第二期では、 KANA KAWANISHI GALLERYにて、2025年3月22日(土)よりヘルッタ・キイスキ個展『Plasticenta』を開催いたします。

展覧会のタイトルに冠された『Plasticenta(プラスチセンタ)』 は、ヒト胎盤からマイクロプラスチック粒子が発見されたという新たな研究から着想を得ており、胎盤から抽出されるエキスである「プラセンタ」と「プラスチック」を組み合わせた造語です。写真を用いたミクストメディア・インスタレーションで知られるキイスキの作品は、地球との複雑な関係や、他の種や環境との共存のあり方をテーマにおいています。
 
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「Plasticenta」は地球上のあらゆる生命体が互いに調和しながら混ざり合い、既存のヒエラルキーを変容させながら、種間の新たな同盟関係を夢見る、もうひとつの未来を想像している。作品は、人間と非人間、有機物と無機物、生物と無生物の新たな親和性を描いている。

(NOON Projects(ロサンゼルス・アメリカ)『Plasticenta』展リリーステキストより抜粋)

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キイスキは、10年以上に渡り2人の娘と姪と共同で作品を制作していますが、写真シリーズ〈Plasticenta〉と映像作品《Hydra》も、娘たちと共同制作でつくられました。「2人の少女の愛と友情、そして離島で発見された不死のポリプ『ヒドラ』との関係を探求する」という映像作品《Hydra》は、フィンランドのインディーシーンを代表する音楽家LAU NAUが音楽を担当し、抽象と具象のあわいで鑑賞者の想像力を喚起するかのようです。また本展では、キイスキが東京滞在中にみつけたテキスタイルを用いたサイトスペシフィックなインスタレーションも予定しています。

写真、映像、テキスタイルなどのインスタレーションを組み合わせ、青春や愛情や家族などの枠組に魔術的、神話的、秘教的な要素もボーダーレスに紡ぎ出すヘルッタ・キイスキの、日本初個展に是非ご期待ください。

 


 

『Acts of Care』/第2期:ヘルッタ・キイスキ『Plasticenta』
会期:2025年3月22日(土)~ 2025年4月26日(土)
   水曜日〜土曜日 13:00〜18:00(日・月・火・祝休廊)
   ※3月28日(金)は『坂本龍一|音を視る 時を聴く』展(東京都現代美術館)
   地域連携企画『seeing sound, hearing time Day』に参加いたします。 >詳細

会場:KANA KAWANISHI GALLERY
   東京都江東区白河4-7-6

※本展示は、欧州連合 (EU) の資金援助による「pARTir initiative」プロジェクト (NextGenerationEU) の一環として、フィンランドセンターが後援しています。

 
■オープニングレセプション
3月22日(土)17:00-18:00

詳細は、公式サイト掲載ページをご覧ください。