吉永陽一個展「東京ぐるぐる」

吉永 陽一
2025/10/31 ~ 2025/11/23
ふげん社
このたび、ふげん社は、2025年10月31日(金)から11月23日(日)まで、吉永陽一個展「東京ぐるぐる」を開催いたします。本展は、新刊写真集『東京ぐるぐる』(ふげん社)の刊行を記念した展覧会です。
吉永陽一は、1977年東京都渋谷区生まれの写真作家です。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て、フリーランスとなり、空撮のキャリアを積みます。やがて学生時代から憧れていた「空撮鉄道写真」の分野に足を踏み入れ、2011年の初個展を皮切りに、「空鉄(そらてつ)」と呼ばれる独自の世界を切り開き、個展や書籍で作品を発表してきました。
新刊写真集『東京ぐるぐる』には、2010年から2025年まで、東京の都市部を上空から撮影した103点の写真が収録されています。本展では、収録写真を含む約30点の写真を展示いたします。
吉永の空撮は、ドローンを用いず、セスナやヘリコプターに搭乗して撮影するスタイルです。明治期から人々の生活に密着している鉄道、駅、線路を空撮の最低飛行高度300mから撮影すると、街の生き生きとした営みと人々の息づかいが伝わってきます。2010年に初めてホームタウンである渋谷を上空から撮影して以来、渋谷駅、品川駅、東京駅、新宿駅を拠点として東京の都市部を撮影することがライフワークとなりました。東日本大震災、パンデミックという大都市を揺らがせる事象が起こったこの15年間には、渋谷駅の大規模工事、東京スカイツリーの建設、東京駅の改修、高輪ゲートウェイ駅の新設など、大規模開発が至るところで行われてきました。
本書に収録された写真は、そのダイナミックな都市の変遷の貴重な記録であると同時に、鉄道と街と人が交わる日常のワンシーンを、鳥の目という非日常の視点から捉えています。それは、私たちが地上から見ているいつもの景色をぐるりと転回してくれるものであり、新しい視座と軽やかな思考を与えてくれるでしょう。
会期中には、写真集に文章を寄せていただいた、東京スリバチ学会の皆川典久さんをお招きしてギャラリートークを開催いたします。また、「古今亭駒治の鉄道落語会」に吉永陽一がゲスト出演し、特別スライドトークを開催します。
吉永陽一個展「東京ぐるぐる」
会期:2025年10月31日(金)〜11月23日(日)
火〜金 12:00〜19:00/土・日 12:00〜18:00
休廊:月曜日
会場:ふげん社
〒153-0064 東京都目黒区下目黒5-3-12
TEL 03-6264-3665/MAIL info@fugensha.jp
https://fugensha.jp
■イベント
①オープニングレセプション(ご自由にご参加ください)
10月31日(金)17:00〜20:00
②ギャラリーガイドツアー(無料・申込不要)
11月8日(土)14:00〜14:30
③ギャラリートーク 吉永陽一×皆川典久
11月16日(日)14:00〜15:30
参加費1,000円(オンライン配信あり)
※トーク終了後にレセプションを開催します。
④古今亭駒治の鉄道落語会(ゲスト:吉永陽一)
11月22日(土)19:30〜21:30
会場観覧 2,500円 オンライン配信 2,200円
イベント情報など、詳細は公式サイトの掲載ページをご確認ください。
■新刊案内
吉永陽一『東京ぐるぐる』
2025年10月22日発行
著者:吉永陽一
寄稿:皆川典久
ブックデザイン:武田厚志
発行所:ふげん社
サイズ:A4変型
仕様:並製本・スリーブケース
頁数:120頁
写真点数:103点
定価:税込6,600円(本体価格6,000円)
ISBN 978-4-908955-45-7
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