松井 一泰 写真展「ドリームランド」

松井 一泰 写真展「ドリームランド」
松井 一泰
2026/03/05 ~ 2026/03/11
アイデムフォトギャラリー「シリウス」

子供の頃から遊園地にはほとんど行ったことがない。行った記憶があるのはそろばん塾の遠足で行った犬山モンキーパークとはじめて日本にでき、うちの親も流石に連れて行ってくれたディズニーランドだけだ。ディズニーランドで、はじめてジェットコースター的なものに乗ったけど人生でそれきり乗った事ない気がする。当然子供だから楽しかったけど田舎者なので近くに遊園地なんて無いし、以降親は二度と連れて行ってくれなかったのでまあそんなもんだろうと記憶から消えていった。その代わりうちの親父は海や野山に良く連れて行ってくれた。近所の雑木林でカブトムシやクワガタを一緒に獲ったり誰の土地か知らん山で自然薯掘りとかしたもんだ。

海はほんとに良い海に連れて行ってもらった。低学年の頃は近場の三河湾の島ばかりだった、当時はとても汚かったけどそれは栄養が沢山ある海という事で仕掛けを鎮めておくだけで生き物が大量に獲れた。中学年くらいになると当時マイナーだった若狭湾のあまり人の来ない海、本当に透き通って信じられないくらい美しい海へ毎年連れて行ってもらった、大きなワタリガニを自分の指を挟ませ血まみれになりながら獲った事、トラックドライバー御用達の定食屋の二階のほぼ襖だけで仕切られた民宿とか今じゃありえないくらいの宿に泊まった、一階の定食屋ではじめてガラスケースから自由に好きな惣菜とって食べるシステムに感動した、今でもああいうシステムは最高だと思う。

高学年くらいになると仲間と年中川で遊んだり焚き火をしたりして遊ぶようになった。自転車で上流まで行って激流に流されたりして遊んで、帰りはいかにノンブレーキで自転車を飛ばして帰れるか競ったりと今考えるとよく死人が出なかったなと思う事ばかりだ。どこかの国の度胸試しの習慣と同じ事なのかもしれないな。
そんな子供時代を過ごして来たので作り物の遊園地には大して興味がなかったのかもしれない。
実際に移動して見て触れたものはとても刺激が強くて面白いものがいっぱいある。
おっさんになった今でも、辺鄙な田舎町でもカメラ片手に色んな妄想を膨らませながら徘徊すれば夢の国より楽しい物がいくらでもある。

 


 

松井 一泰 写真展「ドリームランド」
会 期:2026年3月5日(木)~3月11日(水)
    10:00~18:00(最終日15:00まで)
休館日:日曜日・祝日の一部(ギャラリーへお問い合わせください)

会 場:アイデムフォトギャラリー「シリウス」
    東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
    https://www.photo-sirius.net

 
公式サイト掲載ページはこちら