加藤文彦 写真展「石の歓び―千年の時をこえて―」

加藤文彦 写真展「石の歓び―千年の時をこえて―」
加藤 文彦
2016/10/23 ~ 2016/11/06
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

西洋の中世には多くの教会が石で建てられ、今それが建築技術とデザインの素晴らしさで現代人を魅了します。木造建築を愛して止まなかった写真家は、あるときフランスのノルマンディー地方で、1067年に建てられた石の聖堂に出会い、その建築美に衝撃をうけたのです。以来30年、イタリア、フランス、イギリスの各地を巡って多くの石造建築に出会い、感動を重ねてきました。

今回、京都・岡崎の地にある日本の伝統的な木造建築を活かした写真専門ギャラリーの木の柱や梁、そして土壁に囲まれたタイムカプセルのような二階空間で、石のぬくもりを―冷たさや硬さとは違う石の生命を―1000年以上の時をこえて感じとっていただければ嬉しくおもいます。
カラー作品全22点を展示いたします。うち1点は例外的に古城をモチーフにしております。