Spots of Light −東京−

Spots of Light −東京−
エドワード・レビンソン
2019/11/15 ~ 2019/11/20
OM SYSTEM GALLERY

写真家エドワード・レビンソンが、デジタルカメラボディーにピンホールを取り付け、撮影した東京。

作者コメント
レビンソンは90年代から東京を撮影しています。4×5アナログピンホールカメラからコンパクトデジタルカメラまでを使い、種々のドキュメンタリーとアート作品を撮り続けています。今般、日本在住40年と「東京2020」の記念として、新しいシリーズを発表いたします。

作品について
今回の「Spots of Light −東京−」シリーズは、ハイブリッド・アプローチで撮影した。使用したカメラにはレンズがなく、自分の目がレンズの役目となっている。デジタルカメラのボディーにピンホールを取り付け、高感度のISOを使用するフレクシビリティーによって、フィルムで撮るより幅広い被写体の撮影が可能になる。
私が被写体として関心を持ったのは、私を惹きつけるように輝き、そして闇をもつ場所(Spot)であった。それぞれの写真にはメッセージがある。自然はその面(おもて)に苦悩を表し、人間の留意と尊重を得ようとしている。通信機器の世界に閉じ込められた人々を注視すると寂しげで、悲しみが襲ってくる。日本の精神的伝統や、旧い東京のノスタルジックな断片に遭遇すると、都市開発への熱狂に疑問が起こる。
これらの光と影が私のコンテンツとなり、作品群を生み出させたのである。この課題がスポットライトに輝くことを望んでいる。

出展作品数:モノクロ−ム 約60点