~時の流れが止まったかのような、日常の中にある光と影の美しさ~
写真を撮るようになったきっかけは、ペンとノートをいつも持ち思いついたら散文を書いていたのものが、ペンがカメラになったとお聞きしました。
「撮るときはなにもないです。目に風景が飛び込んできて、瞬間それを切り撮っています。言葉をあとからつけるということはありますが、イメージに合わせたものを撮るということはしていないです。すごくピーカンのギラギラの光の中を歩くのが大好きなので、陰影の強い影と光を見ると吸い寄せられて行っちゃいますね。なので、そのままを撮っているというよりは、光と影を撮っている感じですね」。
生活の中で見慣れているものたちが、Sudiさんの視点で切り撮られ作品になると、こんな素敵なものだったのかという自分の目の節穴ぶりに気づかされ、光と影のコントラストに魅せられ、新しい写真との出会いは毎回ワクワクする楽しいもの、とあらためて感じさせられます。
「作品を見て人それぞれの中で、何かを感じてそれが正解とか間違っているということはないので、好きなように感じてもらえればと思います」
それを伺って、写真展は写真を見ているようで自分を見つめなおす機会をもらっていることを伝えると、撮る側もそうですよとのこと。写真展の搬入が終わると次はどんな写真展にしようかと感じるそう。お会いしての第一印象では分からないこの表現者としてのパッションに、私もパワーをいただきました。
12月は何かと忙しい時期ですが、自分の心に栄養をとるのも大切な時間!ぜひ会場へ足をお運びください!
【Sudi 写真展 「The Life Of Things」】
会期:2018年12月5日(水)~12月9日(日)
11:00~19:00(最終日17:00まで)
会場:ピクトリコ ショップ&ギャラリー表参道
https://www.pictorico.jp/press-release/detail/392/