~ 山頂の光を受けてキラキラ輝く色ガラスの、シンプルで面白い形 ~
光を浴びてキラキラ輝く色ガラス。いびつな形がつくる陰影が複雑な世界を描き出しているのが特徴です。
もともと古い映画や映像が好きだったという写真家のつゆきようすけさんは、大学の部活動を通して写真の世界へのめり込むようになったと言います。作品づくりで大切にしているのは「直感を信じること」。だから作品で使われている色ガラスや石をどこの川原で拾い集めたかは関係ないし、どこの山で撮影したかは関係ないのだそう。
「できる限り思考を入れず、撮る瞬間にのみダイレクトに感覚を働かせたいと考えています。川の中域で拾った石やガラスを持って、日の出前に山や川の上流を目指して、車を走らせる。最初に直感が示した仕組みを最後まで貫くことが、正しいことだと思いました」
主催しているブックレーベルのアーティストの作品撮影や本の編集と同時進行で自身の作品づくりを行ったため、今までで一番ハードな一年だったと振り返ります。
GALLERY KINGYOの扇谷さんは「これまでのストリートフォトとは違ったアプローチの作品ですね」と説明してくれました。
今後は自身のルーツであるストリートフォトの写真集づくりや、つゆきさん主催のブックレーベル「slowboat(スロウボート)」にてアーティストのブック制作や企画展など、来年も走り続けたいと話すつゆきさん。
会場2階ではslowboatの企画展としてアートブックと作品が展示されていました。また、アーティストの一人であるTomihito Andoさんの写真展「Andy's Photo Journey VII」が、11月27日(火)から12月2日(日)までGALLERY KINGYOにて開催される予定です。
【つゆき ようすけ 写真展「Sun scape」】
会期:2018年11月20日(火)~11月25日(日)
12:00~19:00(最終日は17:00まで)
会場:GALLERY KINGYO
https://www.gallerykingyo.com/
つゆきようすけさん主催ブックレーベル「slowboat」のWebサイト
https://www.slowboatlabel.com